どうも筆者のとりです!
今日の札幌は気温20℃曇り
風が冷たいせいか肌寒いですね…
前記事>>>【脳は自己を修復する】これはかなり核心に近づいたのでは?私のADHD症状が改善していく原因と感覚的根拠
前回の記事で
私は仮説を立てました
で…
ふと思っていたのですけど…
もともとADHD治療には
『認知行動療法』や『集団療法』が用意されており、自己の考え方のクセや失敗時の行動パターンに法則性を見出し問題解決を図ったり、体験を話すことで気持ちを軽くするカウンセリング法があり、薬物治療と並んで一般的とされています。
認知行動療法って何?
人が成長するにつれて形成されてきた、考え方の「癖」のようなものが長年の繰り返しによって定着していきます
それに基づいて歪んだ思考が瞬時に浮かんでしまう思考パターンを自動思考と言います
そうした考え方の歪みにスポットを当てて、考え方・受け止め方をあるべき方向へ修正する心理療法の一つである
※もともとは認知療法と行動療法に分かれていたが近年の認知行動療法への注目によって広義に一緒の分類にされている。
私が前から言っていた「間違った人生ノウハウ」を心理療法で矯正していくというわけですね。
しかも自分が間違った考え方だと自覚していないことが殆どなので、第3者の目でその考え方が正しいのか否か検証・修正していくというわけです。
認知行動療法は主にうつ病、パニック障害、強迫性障害、不眠症、薬物依存症、摂食障害、統合失調症などに有効とされておりエヴィデンスevidence(科学的根拠)も認められれています。
ADHDにおける代表的な認知行動療法の具体的方法
日本では成人期ADHDにおける専門の治療ガイドラインは存在しないのが現状です。
実際私も経験しましたが、ADHDの診断を受けるまでに異常に時間が掛かります。
診断できる医師や臨床心理士の不足はもちろんの事、自分がADHDかも?と思っても近くに専門の医療機関がないことはザラです。
幸い私は札幌という地方都市に在住していましたので、ADHDを取り扱う心療内科にたどり着くまでには時間はかかりませんでしたが…
どちらにせよADHDの治療体制が整っているとはとても言えません。
認知行動療法は保険適用外!?
ADHD治療薬として認可を受けているコンサータ・ストラテラの薬価が高いことは皆さん承知でしょう…
自立支援医療制度を受けてやっと1割負担(本人の収入によって変動します)ですが
認知行動療法は公的医療保険の対象になっていないため医療機関で実施をためらうところが多く…
専門のカウンセリングを受ける場合は高額な医療費がかかったり…
やっていても「当事者で話す会」みたいな…
実態はオフ会みたいになっている所もあるようです。
認知行動療法の実際
個人・集団を問わず専門のカウンセラー指導の下、以下のカリキュラムを実施していくのがADHDにおける認知行動療法です。
取り組む課題 | 概要と方法 |
自己理解 | ADHDの症状や対処法について学ぶと同時に自己理解を深める |
注意持続訓練 | 他の事に気を取られずにやるべき事に集中する練習をする |
自己報酬マネジメント | 先延ばしや、やる気が起きないことを『動機づけ』によって克服する練習をする |
時間管理 | スケジュールを覚える、やるべきことを期限までに実行する方法を取得する |
環境整備 | 気が散りにくい部屋や机などの環境の整え方を学ぶ |
整理整頓 | 貴重品をなくさず必要なものがすぐ見つけられるよう整理の仕方を学ぶ |
感情コントロール | 怒りに関する心理教育、怒りに繋がる思考パターンの修正、感情の扱い方、主張の仕方を学ぶ |
ソーシャルスキルトレーニング | 自分の周囲の人と円滑な対人関係を築けるよう話し方や振る舞い、受け答えを学ぶ |
私たちADHD者は社会人として、ある意味間違ったノウハウで人生を乗り切ってきたわけですから…
当然それらは何らかの形で直していかなければなりませんよね…
私は認知行動療法を受けたことはありませんが、リハビリテーションの分野はとても奥が深く私の付け焼刃の知識では皆さんに的確に発信できるかわかりません(汗)
私も勉強します!
ただ…
私の見つけた方向性は間違っていないと思います。
次回は私のこれまでの人生を振り返りながら上記の表に基づいた、より実践的な「セルフ認知行動療法」の模索と細分化されたリハビリテーションの分野に更に深く入っていきたいと思います!