続々登場予定のADHD治療薬たちと研究・開発に莫大な資金を投じるメガ・ファーマ(巨大製薬会社)の繁栄と野望

ダソトラリンだけじゃない?!続々登場予定の新薬たち

どうも!

とりです

6回に分けてお送りした成人用ADHD薬の紹介と、私なりの考えと脱線話にお付き合い頂きありがとうございます。

ADHD治療薬の開発ペースは凄まじいものがあり、製薬会社はしのぎを削って開発競争に勤しんでいます。

なぜそうなるのか?

一つはADHD患者が増え、世界的にも認知度が上がったことが言えます。

しかし…

果たして原因はそれだけなんでしょうか?

私の疑問は後で記すことにして…

今回は日本ではもちろんのこと米国のFDA米国食品医薬品局(医薬品やサプリメントの品質と安全を保障するための認可局)に申請が出され、ネット上でも名前が挙がってきているダソトラリンについて調べていきたいと思います。…

ダソトラリン

大日本住友製薬は2017年度に米国で販売を計画する次期主力新薬「ダソトラリン」の適応を拡大する。子供に多い発達障害であるADHD(注意欠如・多動症)治療薬として臨床試験(治験)を進めてきたが、過食症でも効果があると見ており、米国で新薬の適応を追加する。18年度に販売したい考え。

日本など米国以外での販売も検討しており年間売上高500億円以上の大型新薬に育てる。

2017/3/24 23:40日本経済新聞 電子版

大日本住友製薬は米子会社サノビオン・ファーマシューティカルズ・インクが、米国で開発中のドパミン・ノルエピネフリン再取り込み阻害剤「ダソトラリン」に注力しており同社の株価も上がっている。

ADHD治療のほかにも過食症にも効果があるとして期待されている

ダソトラリンの作用機序

ダソトラリンはストラテラと同じく中枢神経を刺激しない「非刺激剤」にあたります。

また作用する神経伝達物質がドーパミンノルアドレナリンの2つに働きかけることで、前出の認可薬2つとも違う効果が期待できるのではないでしょうか?

作用機序はコンサータ・ストラテラと同じ前シナプス前ページの例えを引用するなら水差し)に作用しADHD症状を改善するようです。

現在米国でダソトラリンは治験を終え(日本ではまだフェーズ1)データの蓄積を継続し、認可・販売に向けて最終段階に入ったといえます。

今後の動きが気になりますね。

ビバンセ(一般名:リスデキサンフェタミン)

ビバンセ塩野義シャイヤー・ジャパンADHD治療薬として2017年4月13日に製造販売承認の申請を行いインチュニブに続く治療薬として期待されています。

ビバンセの成分であるリスデキサンフェタミンコンサータと同じく、中枢神経刺激剤で作用機序もコンサータと似ています。

しかし…

ビバンセの主成分であるリスデキサンフェタミンはその化学式の類似からアンフェタミンと同じ薬剤として捉える方が大半です。

私も『ほぼ同じ』と考えていいと思っています。

アンフェタミンは遡ること81年前の1937年に、チャールズ・ブラッドリー医師が子供の頭痛緩和のためにアンフェタミンを使用したところ、その子の問題行動が劇的に改善されることを発見しました。そのことがきっかけでADHDにおける薬物治療が始まることになります。

リンク>>> 厚生労働省の報道関係者向け告知

上記リンクのなか(※2の項目)でリスデキサンフェタミンは覚せい剤の原料として指定され

特別な許可を除き輸入・出を禁じられています

アンフェタミン、リスデキサンフェタミンは法律上

『覚せい剤』

扱いになり薬耐性、依存性もしくはその他の健康被害を心配してしまいます。

日本では未認証ですがアメリカでは既にADHD治療薬として販売されています…

そんな中いろいろネット上で情報を漁っていると以下の記事にたどり着きました…

リンク>>> 統合失調症と診断された子の親の道

※ブログ執筆者個人の見解なので参考までにどうぞ

ADHD治療薬のこれから

先ずは以下の企業群から…

ノバルティス(スイス)

ファイザー(米)

サノフィ(仏)

ギリアド・サイエンシズ(米)

ジョンソン・エンド・ジョンソン(米)

メルク(米)

ロシェ(スイス)

アストラゼネカ(米)

これらは

『メガ・ファーマ』と呼ばれ

世界には売上高3兆円を超える巨大製薬会社が10社もあります

国内筆頭の製薬メーカーである

武田薬品工業ですら売上高は1兆8,000億円程度で世界では18位です

そんな中で以下の数字は、とある治療薬の米国のみの市場規模です

130億ドル(1兆4,400億円

なんとこれ…

米国ADHD治療薬の市場規模です…

そうなんです…

ADHD治療薬は製薬会社にとって
儲かるんです

製薬業界のことは専門家に任せるとして…

米国精神医学会(APA)は先頃、ADHDの診断基準を拡大したばかりです

最後に…

診断基準を拡大して今までグレーゾーンだった人も、知識不足で投薬の判断に迷っていた医師や関係者が新しい診断基準を用いて、更なるADHD者の増大につながるのは明白。

因みに前出のAPAの運営資金の20~30パーセントは製薬会社が出している

蜜月の関係とはまさにこの事である

「ADHDは作られた障害だ」などと陰謀説を声高に訴える人もいるが…

実際ADHD治療薬のおかげで、生きずらさを感じたり、うまく社会生活を送ることが出来なかった人たちがどれだけ救われたか…

その陰で、思うように薬の効果が表れず落胆した人
強い副作用に悩まされ服用を断念した人
薬価の高さに経済的に困窮し、辞めた人もいます…

ADHDの診断を受けた初期の人たちはとにかく

『薬で何とかしたい!!』

という思いが強いと思います(実際私もコンサータに直ぐ飛びつきました)

しかし治療薬は魔法の薬ではありません。

あくまで補助的なもので、あとは本人の自覚とADHD理解を経た…

『寛解』が私たちのゴール地点ではないでしょうか?

よくADHDは先天的特性(障害)であり根本治癒は不可能であると…

私は違うと思います。

定型発達者がいとも簡単にできることが、私たちにはちょっと苦手なだけで、実はアプローチ手法を変えるだけで十分同じ土俵に立てる能力を私たちは有しております。

ただ…

そこにたどり着く前に途方もなく時間がかかったり、気が付けなったり…

想定外のことで尋常じゃない労力を使ってしまったりと…

辛いことは多々あります。

しかしそこまでの道のりは、決して無駄ではないことに私たちは気付いているはずです…

生きていれば何とかなるもんです(笑)

幸い同胞は全世界に2.5〜4.4%居るといわれています

その数少なく見積もっても

約1億9000万人

寂しくないでしょ?

心強いでしょ?

これからはADHDの更なる研究が進み、いままで不透明だった分野も続々と解明されていくでしょう。

そうです!

生きましょう!

生きてさえいれば必ず道は開けます!

そしてADHDな私達でも住みやすい世界がすぐそこまで来ているのかもしれません。

じっくり待ちましょう(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました!

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