あなたは「押し」に弱い人?「好き」と言われたら「好き」になる?結局相手を傷つけた…

良く分からないが…

あそこまで好かれたのは後にも先にもあの子だけ…

お世辞にもかわいい子ではなかったが…

純粋な彼女の気持ちは…

そのしつこさ(情熱)と一途な気持ちで十分に伝わっていた…

当時のとり少年はそれを知ってか知らずか…

否応なしに彼女と向き合わざるを得なかった。

確実にとり少年の心に入り込んでくるT…

ほぼ日課になりつつあったTとの電話だが…

さすがに私の母親が…

「もういい加減にしたら?」

「向こうの親は何とも思ってないのかしら…」

ご立腹である…

いきなり私の持っていた受話器を取り上げ…

「とりの母です…」

「もう時間も遅いし、この頃毎日でしょ?」

「もう少し考えてちょうだい」

そんな感じだったろうか…

一方的に私の母が電話を切ってしまったためか…

以来Tからは電話が来なくなった…

春休みも終わりを告げようとしていた時である…

私は地元の高校に入学が決まっており

また…

いつもの平穏な日々が続いた…

そして春になり…

高校生になったとり少年は、新しい学校生活を送るのであった…

めげないT…

ゴールデンウィーク前だったろうか…

日曜の昼下がり…

不意に電話の着信があった。

たまたま両親は外出中で私1人…

出るとTだった…

「元気でしたかー」

「あのーとり先輩の家に遊びに行ってもいいですかー」

屈託のない…

そして突拍子もない(笑)

いつものTだった…

一瞬「またか…」

という思いの他に…

ちょっと嬉しい感情が、その時起こったことは後から気付くことになるのだが…

やはり…

私は毎日のように電話していたTとの関係に親しんでいたようだ…

その証拠に…

Tから電話が途絶えた時から…

寂しさのようなものを感じていたのだ…

家に来るT…

今にして思えば彼女もADHDではなかったのか?

と思うほど行動が衝動的で…

思ったことは直ぐに実行してしまう…

こんな子だった…

「来るのは別にいいけど…」

という私の返事に被せるように…

じゃりン子チエ

「じゃ今から行きますからねー」

「え?今??」

戸惑う私を尻目に彼女は私の家に向かうようだ…

当時のとり家は町の中心部から離れていてTの家から私家まで約8キロもある…

彼女は自転車で来るようだが…

普通に自転車で来るとなると結構な時間である…

3~40分経ったろうか…

Tが来た…

5月上旬とはいえ…

外気は冷たく、薄着では寒くていられない程だ…

そんな中を自転車で遠路はるばる来たのである。

私が玄関のドアを開け身を乗り出すと…

Tが息を切らせながら…

自転車から降りるところだった。

「疲れたー結構遠いw」

なんだか嬉しそうである…

私が家の中に案内する間もなくTは靴を脱ぎ…

「とり先輩の部屋どこですかぁ~」

となんだか辺りを物色し始めた。

離れ…

私が高校入学と同時に、普段物置として使用していたプレハブハウスを父親が改装し…

私の部屋として使っていた…

母屋のトイレの奥の壁を破って繋げたプレハブハウスはなかなか快適で…

プライバシーも守られるとり少年にとってお気に入りの空間だった。

Tは部屋に入ると直ぐ私のベットにちょこんと座り…

ニヤニヤしている…

そして私に言った…

「アメ食べますー?」

「なんかお腹すいちゃったーw」

その時の…

Tが…

可愛く見えた。

続く…

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