札幌はめっきり寒くなり…
防寒着なしでは過ごすことが出来なくなりました。
筆者であるとりも例の結石が静まり穏やかな日常を過ごすことが出来ました。
さて…
今日のテーマは、人より物覚えが悪いADHDは新たな業務を習得するまでに定型発達者より時間を要すことから…
管理者に「こいつには無理だな」と早々に不適格者の烙印を押されてしまうことを主軸に
「いや!そんなことはない」と異議を唱えたいと思います。
物覚えが悪い=能力が低いではない!
同僚「とりさん…まだ?」
同僚B「ああもういいよ…俺がやっとくから別な仕事してて」
こんな時思います…
「最後までやらして~」
「また業務の習得機会を失った…」
定型発達者全員がそうだとは言いませんが所謂「せっかちな人」が多いですよね…

こんな人は嫌いです
仕事を覚える基準値は誰が決めてるの?
その業種や会社の方針にもよると思いますが…
新人が一つの業務を習得するのに、上司が決める一定の基準みたいなものがあるじゃないですか?
一個人の決めた基準で自分の能力を測られるのはどうかと思います
人それぞれ習得するのに個人差はあると思いますが…
習得時間(物覚え)の速さで能力を決める風潮があることは事実です。
ADHDは習得速度の遅さから篩(ふるい)にかけられる
体感ですが…
私は新しい業務を習得するのに、人より2~3倍は時間を要します。
しかし地道に反復を繰り返すうちに…
自然とできるようになった…

あれ?出来てる?
そのようなパターンが多々あるのです…
これはどうやら…
反復することで身体が覚えている「手続き記憶」の影響を受けているのでは?
と私は推測します。
何故なら…
- 無意識に再現できる
- 無意識なので間違ったことも自動再現する
- 記憶の保持が長く、忘れる事がない
といった
手続き記憶の特徴と類似性があるからです
手続き記憶を応用できないか?
手続き記憶とは?
手続き記憶は簡単には言葉で説明できないことが多く、意識しなくとも使うことができる。いわゆる「体が覚えている」状態である
それに対して宣言的記憶とは身体ではなく、言葉で習得するものである。
手続き記憶は自転車に乗る、水泳の練習、楽器の練習に向いており…
手続き記憶には永続性がある場合もある
身体が覚える手続き記憶の凄いところは
永続性があるという事です。

手続き記憶で覚えればこっちのもの!
だから私は日々の業務をルーティーン化したいのです。
一つのまとまったルーティーンにすれば手続き記憶のひな形にハマりやすいのではないか?
と仮説を立て…
日々の業務でこれを実践し検証していますが…
お知らせできる結果になりましたら記事にしたいと思います。
宣言的(陳述的)記憶が弱い!?
一方ADHDは宣言的記憶が弱いのかな?と思う場面が多々あり…
私も暗記といった作業に手を焼いた記憶があります。
教科書などを使用した知識は、宣言的記憶として保存され心の眼で再体験できるが、対照的に手続き記憶は技能を扱う…
宣言的記憶は忘れやすいが頻繁にアクセスすればそれだけ長持ちしやすい

あれ~なんんだっけ?
宣言的記憶を保持するためには頻繁な思い出し訓練が有効なのである。
宣言的記憶は忘れやすい
のである…
そのために頻繁に記憶にアクセスする必要があります…
これが曲者ですね…
頻繁に使わないからアクセスしないわけで…
アクセスしないから忘れるわけで…
そんなことを意識的にコントロールするのは難しいことなのです。
今後の課題…
- 手続き記憶に持っていける業務内容はルーティーン化して永続的な記憶にする
- 宣言的記憶は頻繁なアクセスを工夫して記憶の定着化に努める
上記の具体案を作成し試行錯誤することで当面の課題は設定されました。
これで「習得までに時間が掛かる問題」はクリアーこそできませんが、正確な業務遂行のための礎は出来たと思っています。
モチベーションを落とさず取り組みたいと思います!
では!