アドラー心理学はADHDに向かない!?本当に「承認欲求・トラウマは存在しない」って言ったの??

どうも

@toriatama1adhd

とりです!

地震から5日が経過し、私の住む町は平穏を取り戻しました。

とは言っても停電地域や断水地域は依然としてあり、震源地の厚真町では懸命な救助作業が続いて言います。

亡くなった方のご冥福を祈ります。

アドラー心理学とは?

Alfred Adler(アルフレッド・アドラー)

アルフレッド・アドラー(1870年2月7日 – 1937年5月28日)は、オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家でアドラー心理学の創始者。

有名なフロイトやユングに並んで現代パーソナリティー理論・心理療法を確立した一人。

フロイトの共同研究者と言われたていたが1911年彼のグループとは決別している。

5つの基本前提

アドラーは5つの基本前提として以下の枠組みを提唱している

  1. 個人の主体性
  2. 目的論
  3. 全体論
  4. 社会統合論
  5. 仮想論

一つづつ説明するのはアレなんで(笑)省略しますが…
アドラーさんは上記5つの前提の上で「アドラー心理学」は成り立っていると言っています。

ざっくりいくと…

  • 全体的な目的としては「個人の保存」「種族保存」社会学的には「所属」心理学的には「自分に合った所属」を目的とします
  • アドラー心理学では「個人をそれ以上分割できない存在」であるこことしている。そのため「心と体」「意識と無意識」「感情と思考」などを分けて考えない
  • 人は常に目的に向かって行動しており、基本的にマイナスの状態からプラスの状態へと自己を変容させようとしている。
  • マイナスか?プラスかは当人の主観であり客観的に見てそれがプラスかマイナスかは場合によって変化する。
  • 人間は生まれながらにして社会的存在であり、行動すべてに対人関係が存在する

こんな感じでしょうか?

心と体は分けて考えない

人は生まれながらにして何らかの形で共同体に属し、常に対人関係の中で生きている。

人間は根本的な「生きる」という目的を筆頭にマイナスからプラスへの方向へ行こうとする

読み込んでいくとアドラーはいたってシンプルにこの心理学を展開しているように思います。

共同体感覚

私も初めて聞いた言葉ですが…

これも私たちが普段から念頭にある社会性、道徳心の事だと思います。

簡単に言えば

「自己の利益のみを追求するのではなく社会(他者)に貢献することで幸せを得ること」

に尽きると思います。

これは勉強して「身に付きました!」ではなく

長年の経験によって身に付いていくスキルのようなものと私は考えます。

3つのライフスタイル分析

  • 仕事のタスク
    永続しない人間関係
  • 交友のタスク
    永続するが運命を共にしない人間関係
  • 愛のタスク
    永続し運命も共にする人間関係

アドラーは人間関係の問題は恣意的に3つに分類することで事足りると確信している。

カウンセリングの技法

アドラー心理学のカウンセリングは5つの基本前提を元に来談者の共同体感覚を育成することが目的である。

カウンセリングの技法は、来談者のライフスタイルに焦点をあてて、自分がどのようなマイナス状態からプラスの状態を目指しているのか?それを達成するためにどのような手段を用いるのかを探っていく。

また、アドラーのカウンセリングでは「来談者が目指す事を達成するために援助すればよい」というだけではなく共同体感覚が養われている、という価値観も重要視される。

アドラー心理学の用語

以下今回は触れないアドラー心理学の用語です

興味があればググってください(汗)

器官劣等性

劣等感

劣等コンプレックス

勇気づけ

自助グループ

トラウマは存在しないってアドラーは言ったのか?

ネットや書籍ではアドラー心理学に否定的な意見や「冷たい心理学だ」と不快感を示す人もいるようです。

実際「アドラー心理学」「向かない」「冷たい」などとGoogleでキーワードを入れると結構な数のサイトがヒットします。

その根拠に挙げられるのが

  • アドラーはトラウマを認めない
  • 承認欲求の否定
  • 課題の分離で「自己責任」論

で、特に言われるのがトラウマを認めない説です

過去の辛い経験がもとで心に深い傷を負い長年苦しめられている人はいます。

それがトラウマやPTSDでなくて何なのでしょうか?

答えは「ノー」

アドラーの原著である『人生の意味の心理学』(上)(下)(アルフレッド・アドラー、岸見一郎訳、アルテ、2010年。原題’What Life Should Mean to You’1931年

で「トラウマなど存在しない」と誤解されている部分の抜粋

いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック――いわゆるトラウマ――に苦しむのではなく、経験の中から目的に適うものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって、自らを決定するのである。そこで、特定の経験を将来の人生のための基礎と考える時、おそらく、何らかの過ちをしているのである。意味は状況によって決定されるのではない。われわれが現状に与える意味によって、自らを決定するのである。

「人生の意味の心理学」上巻第一章p.21

精神的ショックなどの過去の経験を元に、今後の将来を決定しまった場合仮にそれが間違っていたら…

その間違いに気付けないままだったら過去の経験に縛られ苦しみ続けるのではないか?

だとしたら精神的ショックや不幸な経験をした人たちの中で差異が生じることはないはずである。

一人は「こんなに辛い経験をした…神はこの世にないのか!」と嘆いたり「人生は不公平だ!」と落胆したりする

そうかと思えば辛い経験を乗り越えて、同じ過ちを繰り返さない、同じ苦しみを受けないように回避できる人もいる。

精神的ショックや辛いことはありますが、それは受け手である人の感じ方次第で変わるのだということをアドラーは言いたかったのではないでしょうか…

実際文章でも「トラウマは存在しない」とは一言も明言していません。

しかし…

トラウマは受け手の感じ方次第という考え方と、トラウマは乗り越えられるという前提での話の進め方は危険だと思います。

アドラーはカウンセラーです…

アドラーはその点におけるトラウマの取扱いに十分注意はしていたことでしょう。

数々の患者を診てきたアドラーにとっては、トラウマを抱えている患者を改善させてあげたいという気持ちは強かったと思います。

その気持ちの表れが「トラウマは存在しない」説に繋がっていったのだと私は思います。

アドラーのイメージと逸話

アドラーの人柄を知るうえで次のエピソードがあります

アドラーの人柄を伝えるエピソードには次のようなものがある。 アドラーは心理学の講義を行った後、用意された昼食を学生たちと楽しんでいた。だが、1人の女性は、サンドイッチと飲み物だけの昼食が続くことに腹を立てて言った。「毎日先生にサンドイッチを食べさせるなんてひどいって言ったのですよ。先生のような偉大な方に」と。 アドラーは女性にこう言った。「いいですか。もしも私の中に偉大さというものがあるとすれば、私が食べたもののためではありませんよ」。偉ぶらず、質素な生活を好む人柄が表れる話である。

「1分間アドラー 人間関係の悩みをゼロにする77の原則」より引用

アドラーは質素な生活を好み、謙虚で陽気な性格だったと言われています。

「アドラーの生涯」本の中では実際のエピソードを交えながらフロイトと比較されています。

フロイトはどちらかというと研究者肌で本を読み研究室にこもる内向的なタイプだったのに対し、アドラーは研究室の調査などには魅力を感じず、患者の診察や講演に奔走しそのことに喜びを感じていたようです。まさにアドラー自身が「共同体感覚」を実践していたのではないでしょうか?

人柄は温かく陽気で外交的だったと言われています。

毎日夕方にはにぎやかなカフェに訪れ、友人などと過ごすことを好んでいたようです。

最後に…

いろいろ言われるアドラーですが、私はなんとなく彼の事が人として好きな気がします。

心理学の中で提唱される

  • 課題の分離
  • 勇気づけ

は私にとって怖気づいてしまう課題ですが…

決してアドラーは

「冷たく」も「厳しく」もない人だと私は思います。

だからこそアドラー心理学は表面的に学んだ気にならず今後も勉強したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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